【ものづくり補助金】遂行状況報告書とは？記入例も解説！

ものづくり補助金の交付が決まって数ヶ月経つと、事務局から遂行状況報告書の提出を求められます。

突然言われて「遂行状況報告書とは何か」「遂行状況報告書に何を書けばいいのか」と困ってしまう人もいるでしょう。

提出期限まで時間に余裕がないため、できるだけ早く取り組んだ方が良いです。

そこで今回はものづくり補助金の遂行状況報告書について特徴や記入例を解説します。

ものづくり補助金の遂行状況報告書とは

「遂行状況報告書」とは、ものづくり補助金の途中経過を報告する書面です。

特徴を簡単にまとめました。

• 交付決定3ヶ月後に依頼がある
• 提出期限は翌月15日
• 提出はJグランツにて行う
• 5年間は保管が必要

詳しく確認していきましょう。

交付決定3ヶ月後に依頼がある

交付が決定した月の翌月から計算して3ヶ月後の末日に、事務局から遂行状況報告書を提出するよう依頼されます。

ただし、遂行状況報告書を作成しなくてよいケースも存在します。

事務局から依頼がない場合や、すでに実績報告書を提出している場合、遂行状況報告書は不要です。

提出期限は翌月15日

遂行状況報告書の提出期限は交付が決定した月の翌月から計算して3ヶ月後の末日（報告基準日）の翌月15日です。

※土日祝日の場合は翌営業日となります。

例えば交付決定日が10/10だとすると、基準日は1/31、提出期限は2/15となる計算です。

提出期限は事務局から送られるメールや書面にも記載されているため、必ず確認しましょう。

提出はJグランツにて行う

遂行状況報告書は「Jグランツ（電子申請システム）」にて提出します。

JグランツはgBizIDプライムアカウントを持っていればすぐにログインできます。

ただし、「うまくログインできない」や「入力方法がわからない」などのトラブルを考慮し、早めに取り組んだ方がよいでしょう。

詳しくはものづくり補助事業公式ホームページの「入力ガイド」にてご確認ください。

参考：補助事業の手引き｜ものづくり補助事業公式ホームページ

5年間は保管が必要

遂行状況報告書（控え）を含む、ものづくり補助金事業にかかわる書面は補助事業終了から5年間保管する必要があります。

見積書や契約書などと合わせて、紛失しないよう管理を徹底しましょう。

万が一事務局に提出できない場合は補助対象とならない場合もあります。

遂行状況報告書の記入例

遂行状況報告書の参考様式は補助事業の手引き（ものづくり補助事業公式ホームページ ）からダウンロードできます。

「遂行状況報告」→「遂行状況報告関連資料」から「hojo_suikou_20220908.zip」をダウンロードします。

「様式第５.docx」を編集し、Jグランツにて提出します。

ここから遂行状況報告書（様式第5）の書き方・記入例を説明します。

参考：補助事業の手引き（ものづくり補助事業公式ホームページ ）

作成日付

提出期限までの日付を記入します。

記入例：2023年2月10日

申請者住所・氏名

申請者（自社）の郵便番号・本社所在地、代表者の役職および氏名を記入します。

記入例：〒123-4567 東京都渋谷区〇〇 株式会社B 代表取締役〇〇

交付日

「令和　年　月　日 付けで交付決定された上記の補助事業の遂行状況について〜」と記載されている部分に交付日を記入します。

交付決定日は交付決定通知書に記載されています。

記入例：令和4年10月10日 付けで交付決定された〜

事業計画名

ものづくり補助金事業の申請書に記載した事業計画名を記入します。

記入例：業務ソフト「〇〇」の導入による新商品開発事業

補助事業の実施状況

申請時に提出した事業計画書のスケジュールに遅延がないかを記入します。

遅延している場合はその理由を記入します。

記入例：実施スケジュールは当初の計画より1ヶ月程度遅れている。理由は業務ソフトの仕様確定までに時間を要したためで、初期設定・導入の時期が変更になった。

経費の支出状況

別紙で説明するため、「別紙の通り」と記入します。

公式サイトからダウンロードした「hojo_suikou_20220908.zip」の「様式第５別紙_ver3.0.xlsx」を編集します。

遂行状況報告書の作成日までに支払いが完了している内容を記入しましょう。

Dの補助率については2/3か補助率1/2のいずれかをプルダウンで選択します。

まとめ

今回はものづくり補助金の遂行状況報告書について解説しました。

遂行状況報告書は途中経過を報告する書面で、特徴は以下の通りです。

• 交付決定3ヶ月後に依頼がある
• 提出期限は翌月15日
• 提出はJグランツにて行う
• 5年間は保管が必要

参考様式は補助事業の手引き（ものづくり補助事業公式ホームページ ）からダウンロードできます。

これまでの経費をまとめるなど手間がかかるため、事務局から依頼があればすぐに取り組みましょう。

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