【事業再構築補助金】企業の健康診断ツール、ローカルベンチマーク(ロカベン)とは
更新:2023/03/08
公開:2021/03/26
事業再構築補助金の公募要領に「添付書類」に「⑤ ミラサポplus「活動レポート(ローカルベンチマーク)」の事業財務情報」が必要となります。
そこで、今回の記事は、ローカルベンチマークのことを説明いたします。
目次
ローカルベンチマークとは
ローカルベンチマーク(ロカベン)とは。どこから資料を手に入れて、どのように作るのか説明したいと思います。
ローカルベンチマーク、通称ロカベンとは、経済産業省が提供している企業の健康診断ツールです。
(動画でも解説を視聴できます)
どのように準備すればいいの?
ロカベンは、3つのシートから作成します。3つのシートとは、
- 財務分析シート
- 商流・業務フローシート
- 4つの視点シート
これらのシートを入力することで、経営分析ツールを作成できます。
特に、「活動レポート」(ローカルベンチマーク(「財務分析シート」タブ))は、財務の分析結果を表示して、3期分の企業の強み(伸びているところ)、弱みを分析できます。
*事業再構築補助金で求められるローカルベンチマークは、公募要領では、「活動レポート(ローカルベンチマーク)の事業財務情報」と呼ばれています。ミラサポ plusのサイト上では「活動レポート」、Excelのローカルベンチマーク上では、企業の健康診断ツール ローカルベンチマークと表記されいて、Excelのタブ名は「財務分析シート」となっています。
3つのシートのそれぞれの役割
「【入力】財務分析」タブは、決算書のデータを指標やグラフに変換し、分析を進めるためのシートになります。具体的な作り方は、決算書の基礎的なデータをExcelファイルに入力することで作成できます。
「【入力】商流・業務フロー」タブは、普段の業務オペレーションを整理するためのシートです。商流モノや仕事の流れを整理して見える化できます。差別化ポイントを、それぞれの業務で記入する欄があり、よく考えて記入する必要があります。
「【入力】4つの視点」タブは、経営者、事業、企業を取り巻く環境・関係者、内部管理体制の視点で経営を見直すことができます。これは、上の2つのシートと比べると、現状の自社だけでなく、外部の経営環境や将来の方向性などが問われるものです。
これら3つのシートより、現状と将来目標のギャップ(差異)を明確にして、それらを乗り越える課題を設定し、これからどのように課題達成のための行動を行うかを決定していきます。
ロカベンの3つのシートはどこにあるの?
3つのシートは、経済産業省のページにあります。このページの最後に、リンクを掲載しますのでご確認ください。
何から手をつけたらいいの?
まずは、財務分析シートを決算書を元に最初に作成します。基本的な情報を入力していき作ることができます。
次に、商流・業務フローシートを準備します。普段行っている業務を思い出しながら、モノや仕事の流れを見える化していきます。
4つの視点シートについては、経営者、事業、企業を取り巻く環境・関係者、内部管理体制の視点で経営を考えていくものですが、少し専門的になるので、わかるところに手をつけて作成していき、経営革新等支援機関と相談しながら準備していけば良いでしょう。
また、事業再構築補助金で使用する場合は、公募要領の以下の通り、ミラサポ plusの「電子申請サポート」から進んでください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
いざやってみると、なかなか時間がかかったり、つまずくこともあるかもしれません。事業再構築補助金の申請を目指すために早めに、経営革新等支援機関にご相談ください。
アアルコンサルティングオフィス(アアル株式会社)では、認定経営革新等支援機関として上記の補助金の他にも経済産業省、中小企業庁の補助金に取り組んでおります。ご相談、申請支援のご依頼は、下記のフォームよりご連絡ください。
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